続報:極度の水不足に対する義援金寄付並びに援助物資について

パラオでの干ばつに伴う極度の水不足に於きましたはこの数日間、皆さまより義援金寄付や援助物資について多くのお問い合わせを頂いております。

現在、パラオ共和国政府はこの事態の対処、復旧方法、追加緊急援助の要請などの総計画をパラオ政府内外(大統領を始めとするNEC(国家非常事態委員会)、閣僚、パラオ政府関係各所、並びに日本国政府)と協議中であります。また、義援金受け入れの体制を整えている状態であります。

義援金受付に関しましては当大使館ウェブサイトにて決定次第、情報提供をしてまいります。

義援金寄付や援助物資の郵送や届けは今しばらくお待ち下さい。

ウェブサイトを定期的にご覧いただく事をお願い申し上げます。

多くの報道をご覧になった皆さま、またパラオに多大な思い入れのある皆さまにはご心配をお掛けしております。皆さまのお心遣いに感謝申し上げます。

昨日は少量の雨が降ったことが観測されておりますが、とても十分とは言えません。また、一滴の水も惜しむところでございます。

この一連の異常気象の発端はエルニーニョ現象によるものとされており、この状態が続けば完全断水も免れません。自然任せでもあることとあり、事態終息までは時間を要する模様です。近年、懸念が示されていたエルニーニョ現象ですが、只今発生しておりますエルニーニョ現象は非常に強く、今までに例を見ない規模とされております。

また、この様な水不足はパラオのみならず、ミクロネシア地域全体で起こっております。

他のミクロネシア地域の国でも非常事態宣言が発出されております。

4月1日発表のNOAA (アメリカ海洋大気庁)の最新レポートも合わせてご覧下さい。

http://www.prh.noaa.gov/data/GUM/DGTGUM