パラオの〇〇事情:トリビア(パラオ豆知識)#7

さぁ、お待たせしました!久しぶりのトリビアの時間です。ここ最近ちょこちょこっと事務系で忙しい大使館でしたが、ひと段落しました。

日本では人によっては4連休なんて方もいらしたかと思いますが連休の時は皆さん、ちょっと遠出したくなりますよね?また、ここ数回はパラオの定番ポイントを責めましたので、ここで一発マニアック系いきたいと思います。

ということで、今回はパラオの道路事情!!

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コロール島とアラカベサン島を結ぶ海の上を走る道路(日本の技術支援により改修された)

パラオのメイン・ストリートと言えばマラカルからコロールを抜けてKBブリッジを渡ってバベルダオブ島を一周ぐる〜っと回るコンパクト・ロードへと抜ける道。アラカベサン島へと向かう時やパラオ国立博物館を訪れる時など、交差点は何箇所かありますが、実は・・・信号がないんです。というか、パラオに信号は存在しません。「えっ〜!!」ですよね。事故防止のため一時期この交差点に信号機が設置された時期がありました。そしたら何と事故が増えました。この逆効果は誰も予想してなかったと思います。パラオ、chabunai~!「アブナイ〜!」(れっきとしたパラオ語です)。念のため言っておきますが、信号の見方は免許を取得する際の試験に必ず出てきます。ご安心を。

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パラオ最高裁判所前の交差点(旧南洋庁 パラオ支庁)

また、ここ数年悪化が懸念されているのが、渋滞。パラオでも渋滞するんです!裏道は所々存在するも、何といっても結局はメイン・ストリートしかないパラオ。政府も検討しているものの、渋滞を無くす良い案、何かないですかね〜!

メイン・ストリートには計3車線あります。真ん中の車線は時間によって進行方向が決まる時もありますが、基本右左折用の待機レーン。メイン・ストリートの最高速度は基本20mphまたは25mph(時速 約32km/hまたは 約40km/h)、コロールからKBブリッジに向かう時など場所によっては15mph(時速 約24km/h)、そしてコンパクト・ロードに出れば場所によって30mph(時速 約48km/h)です。一般道としては日本とあまり変わらないですかね。ここで注意!パラオで運転する際は日本と同じと思ってはいけません。まず、右側通行です。次に、日本のように整備された車ばかりではありません。もしかしたらブレーキライトなどが切れていたりするかもしれないので注意が必要です!また、パラオはもちろん運転するのには運転免許が必要ですが、教習所などはありません。急発進、飛び出し、割り込み、急停止する車に注意! それに加え、コロール州は追い越し禁止です。コンパクト・ロード含むその他の州については追い越し禁止ではありませんが追い越しにも注意が必要です。最後に注意が必要なのが凸凹!!道路は時に陥没したり、メイン・ストリートは舗装されていますが日本みたいではありません。また、所によっては未舗装の砂利道だったりします(四駆が必要なぐらいのところも!)。しかしこれはコンパクト・ロードから一本入った道に良く見られますね。中心街ではあまり出くわさないかも。また、日本ではあまり見かけないスピード・バンプもあるんですよ。

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マンホール辺りの陥没は特に注意が必要
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歩道もこのように注意が必要です

パラオに行く際はこのようなことに気をつけながら快適ドライブを一度試してみてはいかがでしょうか(日本の運転免許で運転できます)。あ!ここでもう一つ注意。パラオはスコールが多いので濡れた路面、またはオープン・カーに乗られる際はご注意を・・・!

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コンパクト・ロードで快適ドライブ!!

パラオの道路に関連した題材、今後も書いていきますので乞うご期待!!

次、道路について書くとしたら・・・橋シリーズ、道路ODAシリーズ、ドライブ エリア・ルート・スポット、コンパクト・ロード、道路工事について、などなどですかねー。