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『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』明日発売

みなさんAlii!

昨年11月に公開されたドキュメンタリー映画「追憶」について以前お話しましたが、実はもう一つペリリューの戦いを取り上げたコミックスがあります。

それは「ヤングアニマル」にて武田一義氏が連載中の『ペリリュー – 楽園のゲルニカ- 』です。単行本第一巻は2016年7月に発売、そして第二巻が明日、1月27日(金)発売します。

この物語は功績係の日本兵を主人公に、大戦末期のペリリュー島が史実を元に描かれています。功績係とは戦死した兵士の最後の勇姿を手紙に記し、家族のもとへ送り届ける役割のことです。

目を背けがちなかつての戦争、そして数々の凄惨な出来事を漫画を通して描かれているので、子どもから大人まで幅広く当時の様子を伺い知ることができる一冊かもしれません。

詳しくは:

http://www.younganimal.com/magazine/list/?id=peleliu

パラオ共和国大統領就任式|10th Installment and Inauguration Ceremonies

昨日2017119日、パラオ共和国の首都マルキョクにて大統領就任式が行われました。再選したトミー・レメンゲサウ大統領は2期連続、4期目になります。副大統領に選出されたレイノルド・オイロー前上院議員、また上院議員そして下院議員の宣誓をする式典も行われました。

大統領府フェイスブックページの写真並びに就任演説をご覧ください。

選挙結果についてはこちらをご覧ください。

Please click here for the General Election 2016 Results.

Season’s Greetings|季節のご挨拶

日本語訳:左の画像はパラオをモチーフにした着物の写真であり、坂井 教人氏の作品です。これはイマジン・ワンワールドが始めたKIMONO PROJECTの一環で製作されました。着物に描かれている鳥はBiib(ビーブ)別名ホリイヒメアオバトといい、パラオ固有の鳩であると共にパラオの国鳥です。

パラオの○○事情:トリビア(パラオ豆知識)#13

*図はイメージです。

Alii! こんにちは!朝は布団から出られず、日中は人肌恋しい季節になってきました。ご無沙汰のパラオトリビアのお時間です。さてみなさん、この夏はどこかお出かけはされましたか?普段の日常生活に欠かせなくなっているスマホですが、旅行の際にも一番役立つツールではないでしょうか。動画共有サイトで話題の「恋ダンス」を見るのも一つですが、様々な動画を見て現地に渡航する前にリサーチをすることも可能ですよね。また、旅の途中に「カシャ」っと素敵な写真を撮ってSNSにリアルタイムで載せたり、地図アプリで現在地や行き先を調べたりとスマホは快適な旅の必須アイテムともいえます!そこで今日は誰もが気になるパラオのインターネット事情についてお話しします!

早速ですが、ずばり、パラオでネットはあてにしない方がいいです・・・。繋がらない状況が多々あります。楽園パラオではそれは良いとも言えますがね。なぜ繋がりにくいかというと、パラオは海底ケーブルでは無く、衛星回線での通信を行っているからなのです。また、回線が少ないため、アクセスが集中してスピードが遅くなったり中断されたりしてしまうのです。衛星ということは天気にも左右されます。厚い雲や悪天候の時は・・・アウト!ちなみにパラオのネット環境を支える衛星はO3b Networks, Ltd.によって運営されており、2014年10月のパラオに於いてのサービス開始より容量(スループット)増加を何度か行っております。またそれ以前は静止衛星(GEO)の通信サービスを使用していたため、O3b の衛星より地球から遠い軌道を回っていることから通信がより不安定でした。2016年現在のパラオでのインターネット普及率は約30~35%と言われています。近年は観光客が増加し、また住民のインターネット需要も上がっていることからインターネットの供給が追い付かなくなっているんですね。パラオ旅行に行かれて、インターネット事情に悩まされる方も少なくないと思います。特にビジネスの方たちはキツイですよね・・・。

ネット環境が悪いことにショックを受けてるそこのあなた!安心してください、新サービスがありますよ。パラオとグアムをつなぐ“海底光ケーブル”が、来年2017年の11月頃に満を持して完成いたします(予定)!ADB(アジア開発銀行)からNorth Pacific Regional Connectivity Investment Projectへの約2500万ドル(USD)の融資により実現する国家プロジェクトです。またこのプロジェクトのために既存のPNCC (Palau National Communications Corporation/パラオ国立通信公社)とは別に専門公社のBSCC (Belau Submarine Cable Corporation/パラオ海底ケーブル公社)が設立されました(Belauはパラオ語でパラオを指します)。ちなみに海底ケーブルとは、海底に作られる通信用のケーブルのことです。衛星通信から海底ケーブルによる光通信に切り替えることで帯域幅(いわゆる通信容量)と速度が増し、スムーズにネットにアクセスができるようになると予想されます。この海底ケーブルはインドネシアとフィリピンからパラオ、グアム、ハワイを通りカリフォルニアまでつながるSEA-USプロジェクトの一部になります(SEA-USはSoutheast Asia-United States の略でありNECがシステムや設備のサプライヤーです)。海底ケーブルの地図を見ると一目瞭然ですが、グアムは南太平洋地域の海底ケーブルのハブになってます。また、パラオ国内の準備もちゃくちゃくと進んでおり、大統領府の発表によると予定通り進行中です。アルモノグイ州の接続ステーションの建設はもちろん、接続ステーションからアイライ州のPNCC本社設備への接続、インフラ設備の更新、そしてコロール中心街やバベルダオブ島各州へのライン確保が現在行われております。その他離島へのケーブル・ライン整備はこれからとなります。

ただこの海底ケーブルを通すにあたり、環境面において最大の難関がありました。それはパラオを取り囲む美しいサンゴ礁が破壊されるのでは!ということ。海底ケーブルはその名の通り、海底に敷くケーブルなのでサンゴ礁を傷つけてしまう可能性があります。また、パラオとグアムの間には世界一深いことで有名なマリアナ海溝という幅69km以上にもなる溝が長さ約2250kmに及び続いています。そしてマリアナ海溝の中にチャレンジャー海淵という世界最深点があるのです!この深度を測るのも一苦労で実際計測値が正しいかはわかりません。しかし、2010年にNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration/アメリカ海洋大気庁)とUNH(University of New Hampshire/ニューハンプシャー大学)の共同研究センター(The Center for Coastal and Ocean Mapping/Joint Hydrographic Center (CCOM/JHC))が行った最新の研究ではソナーを用いて深度を測った結果水深約10,994m・・・深すぎです。エベレストがすっぽり入ります。ということはここにケーブルを通す工事を行うのは非常に難しいです。そこで打開策として挙がったのは・・・そう、迂回です。サンゴ礁もマリアナ海溝をも避ける最適ルートが見つかりました!本当に、地球ってよく作られていますね。ちなみにこの海底ケーブル、バベルダオブ島の西側に位置するアルモノグイ州の接続ステーションからパラオの北西リーフの間を通ってグアムへと弧を描いて繋がっています。気になる方は航空写真でぜひ確認してみてくださいね~!

さて、2017年に完成が見込まれる海底ケーブルには多くの期待が寄せられています。政府としてはもちろん、安定して通信インフラによりパラオ国内におけるビジネスにも好都合になると思われることから特に経済的好影響が期待されます!光ファイバーケーブルがパラオに繋がることで、暮らしが便利になるでしょう。また、観光促進に加え、新たに皆さんによる現地からの情報発信、共有が重要になってきます。SNS、動画サイト、ブログなどその方法は多種多様。そう、今パラオへの旅行を考えているそこのあなたがパラオの観光大使になるのです!もちろん、高速インターネットは便利だけど今このご時世、世界中どこいってもネット環境が整備されていて、離れたいという方にはちょっとバッド・ニュースですかね・・・。なにせパラオはネットが遅いことがデメリットでもありましたが、その分ネットから離れてのんびりできるというメリットもありますからね(4時間ちょっとで行ける楽園)。

インターネットにおいては何かと不便といわれるパラオですが、来年この海底ケーブルがつながれば、国民も旅行者ももっと快適な生活や時を過ごせるかもしれませんね。皆様の来島をぜひぜひ、お待ちしておりま~~す!それではまた次回! Mechikung!

画像出典:アジア開発銀行/ADB

選挙結果|GENERAL ELECTION RESULTS

11月1日(火)に行われたパラオ共和国大統領・副大統領選挙及び上院・下院の総選挙の結果が11月8日(火)に行われた在外投票の開票をもって正式に確定致しました。結果は以下の通りです。

*赤字が当選者

The General Election of the Republic of Palau was held on November 1st, 2016. With the counting of absentee ballots on November 8th, 2016, the confirmed official results are as follows.

* Red indicates winning candidates

Office of the President/大統領選挙

Candidate(候補者名) # of votes(獲得票数)
Tommy E. Remengesau Jr. (Current President) 5,129
Surangel Whipps Jr. (Current Senator) 4,865

Office of the Vice President/副大統領選挙

Candidate(候補者名) # of votes(獲得票数)
Raynold Oilouch (Current Senate Floor Leader) 5,222
Yositaka Adachi (Current Koror State Governor) 4,646

Senate/上院議員

Candidate(候補者名) # of votes(獲得票数)
Steve Kuartei 7,050
Frank Kyota 6,561
Mason Whipps (Current Senator) 6,409
Aric Nakamura 6,337
Mark Rudimch (Current Senator) 5,805
Hokkons Baules (Current Senator) 5,200
Phillip Reklai (Current Senator) 5,168
J. Uduch Sengebau Sr. (Current Senator) 4,997
Camsek Elias Chin (Current Senate President) 4,744
Rukebai Kikuo Skey Inabo (Current Senate Vice President) 4,680
Regis Akitaya (Current Senator) 4,647
Kerai Mariur 4,533
John B. Skebong 4,450
Alan T. Marbou 4,285
Faustina K. Rehuher-Marugg 3,917
Alan Rechuldak Seid 3,749
Steven Kanai 3,643
Seit Andres 3,343
Satoru W. Adachi 3,277
Santy Asanuma 3,237
Surech Bells Hideyos 2,480
Joan Risong Tarkong 2,469
Rebecca Sebalt Ngirmechaet 2,364
Gregorio Ngirmang 2,185

State Delegates/下院議員

State Candidate # of votes(獲得票数)
Koror

 

Mengkur W. Rechelulk 1,284
Alexander Merep (Current) 1,104
Airai Victoria Ngiratkakl Kanai 604
Kayangel Noah Kemesong (Current) 230
Ngarchelong Dilmai J. Saiske 316
Lily Ulitech 203
Masao Salvador 156
Ngaraard Gibson Kanai (Current) 498
Dwight G. Alexander 230
Ngiwal Masasinge Arurang (Current) 149
Jeff R. Ngirarsaol 107
Francis Llecholch 80
Eugene Termeteet 74
Krispin Termeteet 65
Melekeok Lentcer Basilius (Current) 301
Kevin Mesebeluu 161
Ngchesar Sabino Anastacio (Current Speaker of the House of Delegates) 292
Ngardmau Lucio Ngiraiwet (Current) 143
Fermin R. Meriang 134
Ngeremlengul Swenny Ongidobel (Current) 239
Portia Klong Franz 215
Ngatpang Lee T. Otobed (Current) 234
Aimeliik Marino O. Ngemaes (Current) 472
Peleliu Jonathan Isechal (Current) 300
Joseph Mtoched Giramur 224
Angaur Mario S. Gulibert (Current) 173
Sonsorol Yutaka Gibbons Jr. (Current) 107
Celestine T. Yangilmau 68
Hatohobei Sebastian R. Marino (Current) 65
Wayne Andrew 55

 

映画「追憶」舞台挨拶

「追憶」舞台挨拶11月12日(土)、東京都写真美術館ホールにて映画「追憶」の舞台挨拶が行われました。監督の小栗謙一氏と共にマツタロウ大使並びに大使夫人が登壇しました。映画「追憶」は1944年に起きたペリリュー島の戦いを取り上げたドキュメンタリー映画です。

映画「追憶」について詳しくは http://tsuiokutegami.net/

その他、テレビ特集・プレスリリースなどへのリンクは「追憶」公式フェイスブックよりご確認下さい。

 

 

 

 

ALERT: Confirmed Zika Virus in Palau

The Ministry of Health of the Republic of Palau announced November 7th, 2016 of a confirmed Zika virus case in Palau after receiving laboratory confirmation from the U.S. Centers for Disease Control and Prevention (CDC). The person has had no recent travel history to any Zika-affected areas and is likely to have been infected in Palau.

Please be advised if you are planning a trip to Palau.

For more information or any questions, please feel free to contact one of our Embassies/Consulates or Ministry of Health anytime.

Please view the following report released by the Ministry of Health.

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注意喚起:パラオに於いてジカウィルス感染症の感染者確認

パラオ国内に於いてジカウィルス感染症の感染者が確認されたことが米国疾病予防管理センター(CDC)の検査結果を受けパラオ政府保健省より11月7日付で発表されました。感染者はここ最近、ジカウィルス感染症の感染地域に渡航歴は無く、パラオ国内で発症したものと思われます。

パラオに渡航されるご予定のある方はご注意下さい。

 

詳しい情報、ご質問等につきましては駐日パラオ共和国大使館までお問合せ下さい。

 

また、在パラオ日本国大使館ウェブサイトの注意も併せてご確認下さい。

http://www.palau.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000011.html

 

パラオ政府保健省発表資料をご覧下さい。(英語のみ)

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