「ツカレナオース」
突然ですがこの単語の意味が何を意味するか分かりますか?
実はこれパラオ語なんです!!みなさんが疲れた時にリラックスするためにすることと言えば…
そう!お酒を飲むことです!!!!
パラオではストレスを発散させる際にアルコールを摂ることが多く、アルコール類を飲んでリラックスすることを「ツカレナオース(skarenauos)」と言うんです。中でもパラオ人はビールを飲むことが好きなので、よくビールを飲むことを意味してこの言葉が使われているんです。
パラオを訪れたことがある方であれば日本語由来のパラオ語としてこれは有名ですね!
そこで今回のトリビアは日本語由来のパラオ語をちょっとだけ紹介します。
パラオは戦時中の日本統治の名残から日本の文化や日本語からの借用語がとても多いことで有名です。
パラオ語の単語の約25%が日本語由来の単語とされていて、身近な表現から学術表現に至るまで今でも幅広く使われているんです。
日常的によく用いる言葉としては
ダイジョウブ(daiziob)
センキョ(sengkio)
デンワ(dengua)
ゾウリ(zori)
ベントウ(bento)
ベンジョ(benzio)
ヤサイ(iasai)
センプウキ(sembuki)
などが有名で、
サッポロ・イチバン(sapporo ichibang)=カップラーメン
アジノモト(chazino moto)=味の素の調味料
じゃんけんでおなじみのアイコデショ(chaiko detsiu)
などちょっとユーモアのある言葉もあり調べればきりがないくらいです。
日本語由来の語は人名にも影響していて例えばカトウサンというラストネームを持つパラオ人もいます。ただ日本語で名前を呼ぶとカトウサンさんというおかしなことになってしまいますが…
ちなみに駐日パラオ大使館の特命全権大使もラストネームがマツタロウであり、日本人からしたら不思議な感覚ですね。
最後に…パラオ語の特徴として地名にもあるガラスマオの滝(Ngardmau Waterfall)や日本語由来のパラオ語のローマ字表記からもわかるようにパラオ語ではchやngは発音しないのが通例です。このように日本語由来のパラオ語だけでなくパラオ語自体について調べるのもおもしろいかもしれません!
今回特集した日本語由来のパラオ語の多さからも分かるように日本とパラオは歴史的にも深いつながりがあります。その一例として写真は日本とパラオの友好関係の象徴である橋(通称JPブリッジ)です。この橋の詳細はまた後日載せますね!!お楽しみに〜〜〜